
この不寛容の時代に
ヒトラー『わが闘争』を読む
佐藤 優
2020年5月27日
新潮社
1,650円(税込)
人文・思想・社会
「他者にやさしくなれない」社会の先に待つ、あの魔術に感染しないためにーー。今こそタブーの封印を解き、あえて『わが闘争』を読み込む時だ。拡大する格差、蔓延するヘイト、弱者切り捨てや排除の論理……世界を覆う不寛容や分断と、それに対抗する劇薬としてのファシズム。現代にも残るナチズムの危うい魅力と悪魔性を問い、危機と災厄の時代を生き抜くための知を伝える感動の熱血集中講座!
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ナチズムの本質
我が闘争を読み込み現代の不寛容を考察する。我が闘争を分析するとヒトラーの思想は偏っており一貫性がなく場当たり的だが、世界観はかなりの部分米英の社会進化論の影響を受け、組織論はかなりレーニンの影響を受けてるというように思想的には後の敵対勢力の影響下にあり、それを独自の妄想でナチズムを作り上げたというのはなかなか興味深い。また文化創造種であるアーリア人の資本家、労働者に国家が介入して国民の生活を安定させ、文化追随種の他の劣等民族を利用して隷属させ、文化破壊種のユダヤ人を敵として迫害する、という非常にわかりやすい世界観はこれからも形を変えて頻繁に出てくるのだろう。
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