われ生きたり
金嬉老
1999年12月10日
新潮社
1,650円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
なにゆえに私は、ライフルを手にせざるを得なかったのか。昭和43年2月、金嬉老は暴力団員2名を射殺し、静岡県・寸又峡の旅館に籠城。たった一人、死を覚悟して、「在日」に向けられた差別の実態を、日本中に告発した-。過酷な生い立ち、弁当を踏みにじられた学校時代、度重なる就職差別、警察から受けた数々の侮辱と暴言…。事件に到るまでの半生、延々たる獄中生活、看守の自殺事件、そして仮釈放。激しく差別と闘いながら、日本と日本人を愛してやまなかった男の真実-。
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