ウォーターランド

新潮クレスト・ブックス

グレアム・スウィフト

2002年2月27日

新潮社

3,190円(税込)

小説・エッセイ

妻が引き起こした嬰児誘拐事件によって退職を迫られている歴史教師が、生徒たちに、生まれ故郷フェンズについて語りはじめる。イングランド東部のこの沼沢地に刻まれた人と水との闘いの歴史、父方・母方の祖先のこと、少女だった妻との見境ない恋、その思いがけない波紋…。地霊にみちた水郷を舞台に、人間の精神の地下風景を圧倒的筆力で描き出す、ブッカー賞受賞作家の最高傑作。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

実にイギリスらしいと思ったところでお前はイギリス文学の何を知ってるのかと思ったり... 妻が引き起こした嬰児誘拐事件で退職に追い込まれた教師が生徒たちに語るのは自らの出自、沼地の歴史とそこで生きてきた先祖、家族の話。そしてどんどん明らかになっていく過去の事件… あっちこっちに話が飛んではては鰻の生態まで語られるのだけどそのストレートでなさと、それでいて平易な語り口と読み用によっては低俗ですらある箇所の散らばり具合がなんとなく英国風なのかな、と。 重厚な小説を読みました、という気がします。

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