
未成年
新潮クレスト・ブックス
イアン・マキューアン / 村松 潔
2015年11月27日
新潮社
2,090円(税込)
小説・エッセイ
輸血を拒む少年と、命を委ねられた女性裁判官。深い余韻を残す長篇小説。法廷で様々な家族の問題に接する一方、自らの夫婦関係にも悩む裁判官の元に、信仰から輸血を拒む少年の審判が持ち込まれる。聡明で思慮深く、しかし成年には数か月足りない少年。宗教と法と命の狭間で言葉を重ねる二人の間には、特別な絆が生まれるがーー。二つの人生の交わりを豊かに描きながら重い問いを投げかける傑作長篇。
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toruo
(無題)
この作者の作品は何冊か読んでおり、作者に対しては性格が悪く後味の悪い作品ばかり書く人、という印象を持っている。 例えば出世作の「アムステルダム」はタイトルが内容と全く関係ない上に、まるで登場人物に恨みでもあるのかと思うほどの酷い終わらせ方だったし、工作対象と恋に落ちる女性スパイを描いた「甘美な作戦」も何かねじくれた結末だったし、「贖罪」に至っては最後の数節は読むのも辛いくらいのぶち壊し方だったし…ろくなことが無いと思いつつ手に取った本作も果たしてそんな作品だった。 主人公の女性は裁判官。彼女の法廷に成年まであと数ヶ月という少年が信仰上の理由から輸血を拒否しておりそれをなんとかきてほしい、という病院からの訴えが持ち込まれる、という話。一旦は落ち着くところに落ち着いた話だが残りのページ数を見たときにここからどのように酷い展開が起こるのかと…そしてその予想は裏切られない。 こんな気持ちになるのに何故か凄く気になってまた読んでしまうのは何故だろう。面白かったことだけは確か(笑)
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