
ガルヴェイアスの犬
新潮クレスト・ブックス
ジョゼ・ルイス・ペイショット / 木下 眞穂
2018年7月31日
新潮社
2,640円(税込)
小説・エッセイ
巨大な物体が落ちてきて以来、村はすっかり変わってしまったーー。ポルトガルの傑作長篇。ある日、ポルトガルの小さな村に、巨大な物体が落ちてきた。異様な匂いを放つその物体のことを、人々はやがて忘れてしまったが、犬たちだけは覚えていたーー。村人たちの無数の物語が織り成す、にぎやかで風変わりな黙示録。デビュー長篇でサラマーゴ賞を受賞し「恐るべき新人」と絶賛された作家の代表作。オセアノス賞受賞。
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toruo
(無題)
今年の日本翻訳大賞受賞作品ということで手にとってみた。ポルトガルの作家の作品は初めてかもしれない。タイトルのガルヴェイアスというのはポルトガルに実在する村で作家の生まれ故郷らしい。ある日この村に隕石と思われる巨大な物体が落ちてきて、という出だしなのだがその物体を巡る物語が語られるわけでは全くなく、犬もほとんど出てこない、という作品。落ちてきた物体を折々意識しつつも大勢の村人達のエピソードというか小さい物語が様々に描かれてゆく。短編集というわけでもなく各々の物語はつながっているようで切れていたり、とかなり独特な作風。なんとなく気になる物語があったりするので例えばいくつかをピックアップして中長編にしても面白いのではないか、と思った。恐らく読み返すたびに違う印象を受けるであろう面白さがありました。
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