旗本の経済学

御庭番川村修富の手留帳

新潮選書

小松重男

1991年1月1日

新潮社

1,068円(税込)

人文・思想・社会

徳川将軍真参の旗本については、映画やテレビなどで、随分と派手に描かれている。しかし、興味をもたれている割には、実態はあまり知られていない。本書は、川村修富の日記風の備忘録「手留」を通して、一個の旗本の生涯を明らかにしたものだ。しかも、旗本川村家は「御庭番」の家柄だった。いうまでもなく隠密なのだが、ときに要人の警固にもあたった。58年間にわたるこの「手留」は、昇進にともなう彼の収入ばかりでなく、御庭番の鋭い眼に入った大奥のさまざまな秘事、そして旗本の家庭内に起きた悲喜劇、事件を率直に書き残している。

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