なぜオスとメスがあるのか

新潮選書

リチャ-ド・ミコッド / 池田清彦

1997年1月30日

新潮社

1,650円(税込)

科学・技術

無性と有性を比べてみると、どうしても有性生殖が不利である。無性ならば、それぞれの個体が、好きなときに好きなだけ増えることができるが、有性であると、自分と異なる性の個体をみつけ、一緒になって初めて繁殖が可能になるからだ。そこで、無性生殖から有性生殖が出現するためには、繁殖の面でのこのようなコストを補って余りある有利な点が、何かあったに違いない。それは、なんだったのだろうか?答えはまだ出ていないが、本書の著者は、それが、遺伝子修復のための機構だったと考えている。これは、何十億年も前に起こった出来事に関する、緻密な謎解きに満ちた探求の書である。

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