戦前日本の「グローバリズム」
一九三〇年代の教訓
新潮選書
井上寿一
2011年5月31日
新潮社
1,320円(税込)
ビジネス・経済・就職 / 人文・思想・社会
満州と関東軍、軍部の政治介入、ブロック経済による孤立化、日中戦争…多くの歴史教科書が「戦争とファシズム」の時代と括る1930年代。だが、位相を少しずらして見てみると、全く違った国家と外交の姿が見えてくる。国際協調に腐心した為政者たち、通商の自由を掲げた経済外交、民族を超えた地域主義を模索する知識人ー実は、日本人にとって世界が最も広がった時代だった。
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