日露戦争、資金調達の戦い

高橋是清と欧米バンカーたち

新潮選書

板谷敏彦

2012年2月29日

新潮社

1,870円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

「戦費調達」の絶対使命を帯び欧米に向かった高橋是清と深井英五。彼らを待ち受けていたのは、金本位制を元に為替レースを安定させ急速に進化した20世紀初頭の国際金融市場であった。未だ二流の日本国債発行を二人はいかに可能にしたのか?当時の証券価格の動きをたどることで外債募集譚を詳細に再現し、全く新たな日露戦争像を示すー金融版「坂の上の雲」。

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