これを語りて日本人を戦慄せしめよ

柳田国男が言いたかったこと

新潮選書

山折哲雄

2014年3月31日

新潮社

1,430円(税込)

人文・思想・社会

山に埋もれた人生を描いた代表作『遠野物語』が出されたのは明治末期。さらに『山の人生』では、山間部の壮絶な人間苦が描かれていた。小説という娯楽も広がり近代国家を謳歌する時代、柳田は文明から遠く離れた過酷な人生に目を向けていた。その半生を俯瞰し、民俗学という新しい学問を通して訴えたかったメッセージを探る今までにない柳田論。

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