世界地図を読み直す

協力と均衡の地政学

新潮選書

北岡 伸一

2019年5月22日

新潮社

1,430円(税込)

旅行・留学・アウトドア / 人文・思想・社会

大国の周辺国から国際秩序を見直せば、まったく新しい「世界地図」が立ち上がる。フィンランド、ウクライナ、アルメニアを歩けば、「ロシア」の勢力圏構想が浮き彫りになる。ミャンマー、東ティモール、ザンビアを歩けば、「中国」の世界戦略が見えてくる。歴史と地理に精通した政治外交史家が、国際協力と勢力均衡の最前線で考えた「21世紀の地政学」。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(6

starstarstarstar
star
4.05

読みたい

5

未読

1

読書中

2

既読

26

未指定

35

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (2)

Readeeユーザー

世界と日本の関りが学べる

starstarstarstar
star
4.3 2022年07月08日

著者はJICA理事長 それゆえに日本と各国の関り合いから世界を読み解いている 歴史を知るのも重要だけど、現代日本がどのような支援をし、また世界からどのように見られているのかを学べる一冊(但し2019年著) 世界だけでなく、日本での取り組みも紹介されている もっとパワフルな人が増えれば将来は明るくなる

全部を表示

すけ

著者の経歴と知識に敬服

starstarstarstarstar 5.0 2022年03月28日

著者、北岡伸一氏はJICAの理事長で、世界中あらゆるところで協力活動を続けている。 直近のウクライナ紛争問題や昨年のアフガニスタン問題もあり、日本以外の世界で何が起きているか、その因果関係を理解したいと思い、本書を手に取った。 島国日本で過ごしていると、あまりにも他国の情報や歴史に無頓着になりがちだと思う。 そんな中、著者の経歴は非常にグローバルで、本書で各国の情勢について初めて知ることもたくさんあった。 JICAが本腰入れて活動している国々がメインではあるが、それぞれの国の歴史や隣国との関係性、また日本との結びつきを簡単に学びたいのであれば、本書は最適だと思う。 各国数ページ程度の記述であるが、基礎の地政学を抑えることができる。 基礎的な土台があれば、ニュースや書籍などで更に積み重ねていける、と池上彰氏も言っていた。 0と1は違う。常にアンテナを広く張り、機会ごとに見識を深めることを続けていれば、フェイクニュースなどに踊らされることも少なくなるし、何より知識に裏打ちされた説得力のある意見を構築することができる。 本書をきっかけに、日本だけでなく、世界の歴史や各国の関係性など、調べていきたいと思う。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください