開戦通告はなぜ遅れたか

昭和史発掘

新潮新書

斎藤充功

2004年7月31日

新潮社

748円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

「卑怯な騙し討ち」、米国では未だにこう呼ばれる真珠湾攻撃。開戦通告文を米国に提出するのが、攻撃開始から五十五分遅れたためである。これまで遅延の原因は、野村吉三郎大使をはじめ駐米日本大使館の怠慢とされてきた。しかし野村大使らの行動には多くの謎が残されていた。実は、日米開戦がなされたまさにその時、野村大使らはある陸軍大佐の葬儀場にいたのだ。-新庄健吉、謎を解く鍵は全てこの男の死にあった。

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