降ろされた日の丸

国民学校一年生の朝鮮日記

新潮新書

吉原勇

2010年7月31日

新潮社

748円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 新書

「何で日の丸を降ろすんだろう」-昭和二十年八月十三日、朝鮮の港町・仁川に住む七歳の著者は不思議な光景を目にする。それは、当たり前の生活と秩序が崩れ去る前触れだった。玉音放送の後、優しかった現地の青年は豹変して「この家の物はオレのもの」と凄んだ。隣組では、上陸した米兵に「慰安婦」を差し出す相談が持ち上がった。仁川神社の宮司は行方不明に…小さな目と耳が捉えていた、敗戦下の貴重な記録。

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