復興の精神

新潮新書

養老孟司 / 茂木健一郎

2011年6月30日

新潮社

770円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 人文・思想・社会 / 新書

東日本大震災以降、私たちはどのように考え、どのように行動し、どのように生きていくべきなのか。すべての日本人が向き合わねばならないこの問いに、九人の著者が正面から答えた。「精神の復興需要が起きる」「変化を怖れるな」「私欲を捨てよ」「無用な不安はお捨てなさい」「どん底は続かない」…その言葉は時に優しく、時に厳しい。3・11以降を生きていくための杖となる一冊。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(1

starstarstar 3

読みたい

0

未読

1

読書中

0

既読

4

未指定

15

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2018年01月29日

本書の筆者9人を年齢別にみると一番若いのが茂木健一郎で、さすがにみずみずしい感受性と知性に溢れている。一方、大正生まれが瀬戸内寂聴と阿川弘之。概してお二人とも慌てふためいていない。阿川などは、原発の事故現場の作業員は70〜80歳の人を当てるべきだという。どうせ長くないのだから。私は70までもう少しあるが、賛成だ。いけないのが団塊の世代。国立大学の教授を定年退職し、政府の審議会の委員などをする、いわゆる識者と言われるセンセイである。政治家のリーダーシップのなさを嘆き、国民には上から目線で「公」の精神を強要する。国民はそんなことは百も承知だ。自分がすべきことも、わきまえている。それよりセンセイが何をするのかを聞きたいのだ。余っ程途中で読むのをやめようかと思った。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください