日本人と象徴天皇
新潮新書
「NHKスペシャル」取材班
2017年12月15日
新潮社
792円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
日本人が今では当たり前の存在として受け入れている「象徴天皇」。それは、「戦犯」と「現人神」の間で揺れ動いていた天皇の存在を、戦後社会の中に正しく位置づけるべく、関係者が苦心して「血肉化」した結果だった。戦後巡幸、欧米歴訪、沖縄への関与、そして続く鎮魂の旅ー。これまで明かされなかった秘蔵資料と独自取材によって、二代の天皇と日本社会の関わりを描いた戦後七十年史。
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(無題)
昭和天皇と平成天皇についてそれぞれの置かれた時代背景、個性などについてうまく表現されている。次の天皇は何を目指していくのか? 昭和天皇が初めての沖縄訪問を前に病気になって果たせなかった無念の気持ちが御製を記した石碑に刻まれている。 「思はざる 病となりぬ 沖縄を たづねて果さむ つとめありしを」
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