
北風に起つ
継体戦争と蘇我稲目
黒岩重吾
1988年10月1日
中央公論新社
1,708円(税込)
小説・エッセイ
六世紀初頭の倭国、空白の大王位に即くのは誰か。新興の北方勢力を背景にした継体と、新時代を創ろうと画策する蘇我稲目との間に、激烈な男の戦いが始まった。謎の時代に挑む、黒岩重吾の最新古代史小説。
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継体天皇の擁立に至った時代背景がよくわかる。
あとがきによると、継体天皇の崩御が531年に死亡、531年に欽明天皇が即位していることから、継体天皇の長男、次男である安閑天皇、宣化天皇が実際に即位したかどうかは疑問であるとのこと。平群氏の滅亡、物部氏と蘇我氏による大伴氏の排除、蘇我氏とくに稲目の策謀家ぶりが、史料に基く著者の大胆な仮説によって作られたストーリーが真実味を持って迫ってくる傑作。はっきり言って日本書紀など恣意的な創作によると思われる歴史書よりもはるかに事実に近いのではないか。継体天皇、蘇我稲目などの先見の明、器の大きさなどは、自らの力で世の中を動かしていこうという人には大いに参考になるだろう。
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