人質の朗読会
小川洋子(小説家)
2011年2月28日
中央公論新社
1,540円(税込)
小説・エッセイ
遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた。紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは人質たちと見張り役の犯人、そして…しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。
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