
2020年の恋人たち
単行本
島本 理生
2020年11月24日
中央公論新社
1,760円(税込)
小説・エッセイ
ワインバーを営んでいた母が、突然の事故死。落ち着く間もなく、店を引き継ぐかどうか、前原葵は選択を迫られる。同棲しているのに会話がない恋人の港、母の店の常連客だった幸村、店を手伝ってもらうことになった松尾、試飲会で知り合った瀬名、そして……。楽しいときもあった。助けられたことも。だけどもう、いらない。めまぐるしく動く日常と関係性のなかで、葵が選んだものと選ばなかったものーー。直木賞受賞後長篇第一作。
みんなの評価(35)
starstarstar読みたい
60
未読
12
読書中
2
既読
205
未指定
121
書店員レビュー(0)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (3)
(無題)
うーーーーん もしかして、ナラタージュもこういう感じで主人公にイラつくタイプの物語だったんだろうか、、もしかして今読んだらそんな感動しないのかな。恋愛の心の動きを丁寧に描く、とか、繊細な文章、とか、当時は物珍しかったけど、女性作家の恋愛小説ってジャンルがしっかり存在しているって今は理解できちゃってるからな。 島本さんの文章はやっぱり綺麗なんだけども、どうもこの本は主人公が「自分では自分のことを強いと思ってるしなぜか周りもそう評価してくれているけれど、根っこはぐらぐらですぐ男に頼ろうとする」女にしかみえなくて嫌だった。でも面白くなかったとかではないんだよな。立場の違う嫌いな人物の動向をも気になると思わせるような文章の力がある。 ただ、そういう、「勘違いしてる女」を作者が狙って書いているならいいんだけれど、そうじゃないかもしれないなという感じもあって。「芯の強い女」として主人公前原をもし描こうとしているなら、作家と根本的なところで私の意見が合わない可能性があるな……と。そうだったらいやだなあ、、、 孤独ですよーー私可哀想ですよーーでも一人で生きていけるんですよーーと周りにアピールした結果男の憐憫を誘っているようにみえる、のは私だけなのだろうか。気になる。ゆいの意見ききたいけど薦めたら怒るだろうな〜 昔、島本さんと千早さん似てるなって思ったことあったけど、結構違うよな。千早さんもフェミニズム臭けっこうするときもあるけど、「強い女」の方向性が決定的に違うと思う
全部を表示ー部を表示いいね0件
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X

LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
Readeeユーザー
2021年8月
葵もてまくり(笑)!一日で読了
全部を表示
いいね0件