滅びの前のシャングリラ

単行本

凪良 ゆう

2020年10月8日

中央公論新社

1,705円(税込)

小説・エッセイ

「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。 なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」 一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前に荒廃していく世界の中で「人生をうまく生きられなかった」四人が、最期の時までをどう過ごすのかーー。 圧巻のラストに息を呑む。2020年本屋大賞作家が贈る心震わす傑作。

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みんなの評価(192

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書店員レビュー(5)
書店員レビュー一覧

P.アキオ

書店員@ベル書店

生きていること自体が幸せなんだ。と思わされた作品

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4.5
2
2020年12月22日

政宗九

書店員

滅ぶ世界でも物語がある。その一瞬一瞬を描き続ける凪良ゆうの覚悟

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4.8
0
2020年10月11日

ユウハル

書店員

最期の輝きを

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4.5
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2020年10月09日

くまがい ゆか

書店員@七五書店

まぶしすぎる光のような美しいエンディング。

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5.0
1
2020年10月09日

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

最期の時、私が好きで、私のことを好きな誰かと一緒にいたい。そういう誰かを見つけること、それが生き抜く意味だと、この物語は教えてくれる。

1
2020年10月08日

みんなのレビュー (19)

ななここ

1ヶ月後地球が滅びる

starstarstarstarstar 5.0 2021年03月16日

1ヶ月後地球が滅びる、、、。 その時を前にしてどう生きるのか?という重いテーマもありつつ、最後の最後自分の願い、なりたかった自分に向き合います。 これを平和なときにしておけば!って所ですが、最後の1ヶ月を地獄にするか、桃源郷にするか。 どの章もすごく良かった。人もバンバン亡くなるし、暴力的な場面もありますが、本当に「滅びる」となった時、この本にあるように欲望の使徒になる人と、出来るだけ日常生活を送ろうとする人、最後まで生きてやる!と生きようとする人様々あると思います。 自分はせめて欲望の使徒にはなりたくないかな。 地球は滅びなくても災害の多い日本。 阪神・淡路大震災の時丸焼けになったお店のオーナーが「命があって良かった。お金はまたかせいだらいいねん。」と語っていたのを思い出します。 自分の中を不幸でいっぱいにしないよう、ポジティブに生きていこうと思いました。

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Readeeユーザー

(無題)

2025年08月25日

「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そしてー荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。圧巻のラストに息を呑む。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。

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Readeeユーザー

明るくはない、世界が終わりゆくお話だったわ

starstarstar
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3.6 2024年08月29日

死を目前にして生を思う、ってのがテーマかしら。なんだかBUCK-TICKだわ、あっちゃんが書く詞だわね、と。 そして殺伐としたパンデミックがリアルに起こっていくまでの、それぞれの人間の本性が社会を腐敗して、言葉通り渾沌とした世界に成り変わる、と。

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終わりをみつめて手に入れるもの

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3.8 2024年02月12日

燃え尽きてこそ輝く まだ読み続けたいよ凪良ゆう 各章の主人公の心模様 滅びと向き合ってこそ露わになる、できる 自分の中の真実は まるで星の核みたい

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ドクショ

毛色が違うが、やはり凪良ゆうの物語

starstarstarstar 4.0 2024年01月27日

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Readeeユーザー

よくある設定に思う

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star
3.2 2023年11月27日

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George

面白かった

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4.4 2022年12月19日

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Readeeユーザー

地球が滅亡する話

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3.6 2022年11月11日

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いとーし

パンデミックを体験した後だから

starstarstarstar 4.0 2022年07月03日

地球が滅亡しちゃうってあり得ないとは言いきれないと思って読み進めた。 自分だったらどうするかな?飢えたくはないし、かといって暴徒みたいな振る舞いもしたくないって今は思うけど実際どうなんだろう。

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Readeeユーザー

(無題)

2022年04月27日

地球に惑星が衝突して人類が滅亡する、との仮定の元に展開される小説である。滅亡の前に人類はシャングリラ(理想郷)を見ることができるとの作者の御託宣である。であるから、本来は希望に満ちた明るい気持ちで読書を進められるはずだが、なんとも人間の愚かさや醜さを突きつけられるたびにウンザリして終始暗い気持ちに引き摺り込まれる内容だ。

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らな

(無題)

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3.9 2021年12月28日

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Readeeユーザー

(無題)

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4.4 2021年08月23日

凪良ゆうさん読了2作目。普段生活してると幸せって見失いがちだけれど、幸せって本当は凄い純粋なものなんだなと、何気ない日々が幸せなんだなと教えてもらった。

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Readeeユーザー

(無題)

starstar 2.0 2021年08月14日

p.37 ごく平穏を装いながら、まったりと絶望しているぼくのような誰かは。 p.81 不幸はいつも他人の目や口によって露わにされる。 うーん、このへんまでは面白いなーと思って読んでたんだけどなあ、、、 とりあえず地球が滅ぶっていう派手な設定をつけて暴力をたくさん出しているだけで、結局人の繊細な心の動きとかは蔑ろにされてる感が否めなかったというか。 いい小説はたぶん、全然経験したことのないような立場のキャラクターでも、「こういう情況だったらこういう気持ちになるだろうな」って想像できる小説だと思ってる。高校3年生の友樹(ゆうき)も、ヤクザのパパ、信士も、歌姫Locoも、なんか物語の駒だな…という感情しか抱けなくて悲しい。 大体井上は顔だけであんなに藤森さんに惚れてんのか?あの性格なら藤森嫌われるだろ、案外子供の世界でモテるやつは絶世の美女じゃなくてそこそこ可愛くてノリがいいやつだと思う。藤森さんが養女で、でも親には愛されてて、でも本人は親の愛情に飢えてて、妹の名前が「真実子」…ってやりすぎでは?絶対愛されててねぇだろ。真実子ってつけるならたぶんもっと悲惨な家庭環境な気がするし。 信士と静香もさらっと人殺してて、やだなあと思った。それに、息子が包丁で刺されそうになった瞬間に横からパパが登場するなんて、映画だったらありそうな話だけどリアリティはないよね。なにそのタイミング。 Locoも、こんな鬱屈かかえたやつが時代のスターになれるもんだろうかと思って。いや、みんな多かれ少なかれ病んでるんだろうけど、なんとなく「一般人が想像したスター」感が否めなくて。 うちがひねくれてんのかなあ。流浪の月は大好きだったんだけどな。 生きるとは、幸せとは、みたいなことがテーマなんだろうけど、ただのお説教みたいに感じてしまった。

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Readeeユーザー

2021年5月

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3.8 2021年05月12日

こんな想像してみたことなかったし、できない。世界が終わる日、自分が死ぬ日がわかって生きなければいけないという事実を突きつけられると人はどんな行動をとるのか。

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Readeeユーザー

面白かった

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4.4 2021年05月09日

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opan

どう生きるか

starstar 2.0 2021年04月13日

自分の生き方を見つめる系の物語はメッセージ性が強くて飽き飽きしてしまう

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2021年02月15日

滅びる前の世界を舞台にしており、生きる意味について考えさせられる本。文章は読みやすく、登場人物に感情移入もしやすいため、自分事に引き寄せて読む事ができる。

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金鯱

 

starstar 2.0 2021年01月10日

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2020年10月30日

読み終わった後に、今まで知らなかった世界に自分がいるような、ずっと辿り着けなかった場所に辿り着けたような、そんな感覚になる作品と、ごく稀に出会う。この本は久しぶりに"そこ"に連れて行ってくれた本だった。結末を読んだときのあの感覚を、私はしばらく忘れられない気がする。

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