
当確師 十二歳の革命
単行本
真山 仁
2020年12月22日
中央公論新社
1,815円(税込)
小説・エッセイ
当選確率99%を誇る日本最強の選挙コンサルタント・聖達磨ーー人呼んで「当確師」。人柄は最低、依頼料は高額、それでも奴が動ければ当選間違いなしの聖に、新たな依頼が舞い込んだ。強権的な総理大臣を、その座から引きずり下ろすため、総理を選挙区で落とすというミッションだ。 総理の選挙区の長野四区で、12歳の少年が「僕らの小学校は、校区内にある芦原湖周辺の里山復活に取り組んでいます。特に地元では、ヘイケボタルとゲンジボタルが自然に繁殖できる努力しています。そんな時、総理がお考えになっている研究所が、芦原湖に出来ると聞きました。里山は守って戴けますか」と総理を問い詰めて話題となる。総理のお膝元・諏訪に、NASAとの共同研究所が設置される予定と、海外メディアが発信したからだ。この12歳の少年こそ総理への刺客の適任者! だが、少年には、被選挙権がない。どうする、聖ーー。
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(無題)
政治家の出処進退は自らが決める。国会議員には不逮捕特権があり、現行犯などを除き原則として会期中には逮捕されない。だからこそ、政治家は自らを厳しく律すべき、との戒めから出た言葉だ。ところがである。自らを厳しく律すどころか、家族には甘く法令違反もなんのその。そんな政治家が権力の中枢に居座って、その上周りもチヤホヤ、メディアも厳しく追求しないとあっては、国民のフラストレーションも高まろうと言うものだ。こうなったら、選挙で落選させるしか無いと、運動を起こしても、成功した試しは無い。そんな欲求不満を解消してくれるのが本作である。 胸の中のモヤモヤを解消してくれるのは無論のこと、登場人物のキャラクターの際立っている事、また、最後のどんでん返し等、面白い作品に仕上がっている。
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