
歌麿春画で江戸かなを学ぶ
単行本
車 浮代
2021年3月23日
中央公論新社
1,980円(税込)
人文・思想・社会
著者は、江戸かなの難読16字「はたかにわけすれ(裸にわ毛擦れ)」と「おすきはつのほり(お好き初登り)」を覚えると当時の文章の八割は理解できるようになる、と唱える。「修行編」に収録した6本の練習問題を繰り返すうちに習得できるようになる。そのうえで、「実践編」では、喜多川歌麿の春画の中でも名作とされる『ねがひの糸ぐち』『艶本葉男婦舞喜(はなふぶき)』『艶本床の梅』を読み進めていく。画中に記された男女合歓のせりふやシチュエーションの説明(詞書き、書き入れ)がテキストだから、読者は膨らませた想像や妄想も手助けにして、くずし字が面白いほど読めるようになっていく。全巻を通して歌麿春画の妙をたっぷり堪能できるのも本書のお楽しみ。当時の風俗や独特の言い回しなどには脚注を付して理解の便とする。巻末には江戸かな一覧表が付く。
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