星を掬う

単行本

町田 そのこ

2021年10月18日

中央公論新社

1,760円(税込)

小説・エッセイ

町田そのこ 2021年本屋大賞受賞後第1作目は、すれ違う母と娘の物語。 小学1年の時の夏休み、母と二人で旅をした。 その後、私は、母に捨てられたーー。 ラジオ番組の賞金ほしさに、ある夏の思い出を投稿した千鶴。 それを聞いて連絡してきたのは、自分を捨てた母の「娘」だと名乗る恵真だった。 この後、母・聖子と再会し同居することになった千鶴だが、記憶と全く違う母の姿を見ることになってーー。

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みんなの評価(126

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書店員レビュー(2)
書店員レビュー一覧

みやざきとおこ

書店員

(無題)

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4.3
3
2021年10月21日

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

救えなくても掬える思いはある。思い出は忘れてしまったとしてもその過去は消えない

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2
2021年10月17日

みんなのレビュー (10)

sai。m(_ _)m

上手く纏まりすぎていても、いいじゃないか!

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4.5 2023年05月04日

実際には、 もっと過酷な現実もあるのだろう。 救われない現実も、腐るほどあるのだろう。 でも、 こんな風に、 希望があってもいいじゃないか! 救われたっていいじゃないか! 絶望の淵にあっても、 不幸のどん底にあっても、 希望はある! きっと、 たぶん、、 運が良ければ、、、

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HONAMI

記憶を掬いあげるという表現の的確さ

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4.2 2022年11月04日

認知症患者の反応をよく表現していて、介護経験あるのかな?と思えるほど。認知症っていっても、死ぬまで発狂して怒り狂うから薬で眠らされる人もいれば、なーんにもわからないけどいつもニコニコしてる人もいる。アルツハイマーなんか、レビー小体なんか、脳血管障害なんか、それぞれ症状も色々。死んだ爺さんがボケた時、昔の爺さんはいっぺん死んだと思わんとやってられんかった。でも、今だったら、ニューバージョンのその人っていう見方ができるのかもしれんなぁ🤤

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ななここ

読んで良かった。

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4.7 2022年01月07日

「私の人生は私のものだ!」という魂の叫び。 本当に読んで良かった。 隅々までどのエピソードも良かった、と思うけれどDVの場面はしんどい。 「ここまで潰されても人は再生出来るし、他人に支配されない」という事だけれども、でも読んてるだけでもキツイ。 願わくは現実で一人でもこのような人が減りますように。

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とーちゃんの記憶装置

纏うでなくて掬うです

starstarstarstar 4.0 2024年05月04日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

yossy5959

つまらない

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0.4 2023年01月18日

つまらない 感情移入できる箇所がありません 読んで後悔しました

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Readeeユーザー

(無題)

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4.5 2023年01月04日

胸がいっぱいになる物語。星を掬えるように自分に真っ直ぐに生きて行きたい。

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Readeeユーザー

意外な展開

starstarstarstarstar 5.0 2022年09月07日

最初は辛い辛い女性の話が延々と続くので嫌になりました. しかし、意外なきっかけから自分を捨てたと思っていた母と再会。苦しみながらもトラウマを克服してゆく姿に涙しました。

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粟田 淳

(無題)

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2.4 2022年08月02日

なかなかしんどい話

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applecherry1981

最終段階の打ち解けの速さ。

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3.7 2022年05月09日

母との距離感が私と私の母親のそれと似ていて、既視感ありで次へ次へと気になって読んだけれど最終的にはちょっと早めの和解と迎合。 そうなるとなんとなくページ数の辻褄合わせを感じちゃったな。

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あゆ

母娘の形

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4.8 2022年02月27日

娘を思いながら読む、母を思いながら読む。それぞれの読み方があるけれど。 つらいつらいどん底から、淡い光が見える、そしてまたつらい現実にぶちあたる。 すごく苦しい気持ちに覆われながら読み進み、けれども、最後には自分の親や子ども、まわりの人たち、今生きる世界を大切にしたいと思う気持ちにさせてもらえる作品でした。

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