蘇る中世の英雄たち

「武威の来歴」を問う

中公新書

関幸彦

1998年10月31日

中央公論新社

726円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

架空の伝説的世界には史実を超えた堅固な観念の実在性がある。時代とともにいかなる過程を経て、源為朝や義経、古くは菅原道真や平将門、源頼光といった、歴史上、敗者とされる武人が、なぜ英雄に変貌したのか。中世を原点とした伝説が肥大化する過程で、近世あるいは近代の歴史の枠組みに与えた影響とは。これを「武威の来歴」という枠組みで捉えると、そこには民衆の記憶によって蘇り復活して、歴史に復讐する英雄の姿があった。庶民の夢に託された伝説の記憶をひもとき中世の様相を語る。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

4

読書中

0

既読

0

未指定

4

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください