ベトナム症候群
超大国を苛む「勝利」への強迫観念
中公新書
松岡完
2003年7月31日
中央公論新社
1,012円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
二十世紀最後の四半世紀、アメリカはベトナム戦争の亡霊と壮絶な戦いを繰り広げた。ベトナムで得られず、その後も手に入れられなかった完璧な勝利、疑念の余地なき正義、そして英雄が存在する戦争を求めて、巨象はもがき続けた。サイゴン陥落後、アメリカの外交・軍事・社会はどのような変化を被ってきたのか。世紀を超えてアメリカを蝕み続けたベトナム症候群が、タリバン戦争、イラク戦争の背景にあることを明かす。
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