批評理論入門
『フランケンシュタイン』解剖講義
中公新書
広野由美子
2005年3月31日
中央公論新社
902円(税込)
新書
批評理論についての書物は数多くあるが、読み方の実例をとおして、小説とは何かという問題に迫ったものは少ない。本書ではまず、「小説技法篇」で、小説はいかなるテクニックを使って書かれるのかを明示する。続いて「批評理論篇」では、有力な作品分析の方法論を平易に解説した。技法と理論の双方に通じることによって、作品理解はさらに深まるだろう。多様な問題を含んだ小説『フランケンシュタイン』に議論を絞った。
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(3)
starstarstarstarstar
読みたい
16
未読
12
読書中
6
既読
33
未指定
81
登録しました。
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
眺 良太郎
英文学作品(だけに限らないが)読解に必須の書か
批評理論というと取っ付きにくいが、小説を読むときに踏まえておくとより一層作品理解が深まるという押さえどころが、過不足なくわかりやすく示されている。たまたま『フランケンシュタイン』を題材としているが、あらゆる文学作品に通じるまったく普遍的な内容。英文学に限らないが、英文学作品読解のためには必須の書。このあと刊行される『小説読解入門』も合わせて読むべし。
全部を表示いいね0件