ビスマルク
ドイツ帝国を築いた政治外交術
中公新書
飯田洋介
2015年1月31日
中央公論新社
946円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
一九世紀ヨーロッパを代表する政治家、ビスマルクの業績は華々しい。一八七一年のドイツ帝国創建、三度にわたるドイツ統一戦争での勝利、欧州に同盟システムを構築した外交手腕、普通選挙や社会保険制度の導入ー。しかし彼の評価は「英霊」から「ヒトラーの先駆者」まで揺れ動いてきた。「鉄血宰相」「誠実なる仲買人」「白色革命家」など数多の異名に彩られるドイツ帝国宰相、その等身大の姿と政治外交術の真髄に迫る。
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ぱうあたん
鉄血宰相?
第一次世界大戦について理解を深めていると、どうしても前段階で出てくるビスマルクが気になってしまう。そんな訳で本書に手を出してみた。読む前のビスマルクのイメージはタイトルに書いたように鉄血宰相やヨーロッパの調停者などの敏腕天才政治家といったものだったが、どうやら違うのかもと思える。 やはり国内の意見をまとめるにも一筋縄ではいかず、ましてや他国とのやり取りをするのであれば利害の対立はより顕著となるため難易度が跳ね上がる。現代の政治家でも、少なくとも自分が生まれてからの30数年で類稀な政治家なんて居なかったと思うし、それは昔も変わらず、ただ人々の記憶が美化されることによって生まれた幻想なのかもしれないと思った。 こんな前置をしつつも、他国と表裏どちらも繋がることで雁字搦めにして自国の安全を担保する考え方は天才だろうと思ってしまった。
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