
ロシア政治
プーチン権威主義体制の抑圧と懐柔
中公新書 2854
鳥飼将雅
2025年5月22日
中央公論新社
1,375円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
国際法を無視してウクライナへの全面侵攻を開始したロシア。 国内では兵士の大量動員をかけ、西側諸国からは経済制裁を受けるも、指導者プーチンは国民から高い支持を受け続ける。 地方政府や大企業、メディアへの介入を意のままとし、選挙や政党まで操作する絶大な権力はいかにして獲得されたのか。 ソ連崩壊から歴史を振り返り、統治機構や選挙、中央と地方の関係、市民社会など6つの観点から権威主義体制の内情に迫る。 はじめに 第1章 混乱から強権的統治へーーペレストロイカ以降の歴史 1 ペレストロイカとソ連解体、混乱のエリツィン時代へ 1985〜99年 2 プーチンの大統領就任、タンデム支配へ 2000〜12年 3 プーチン再登板からウクライナ戦争へ 2012〜24年 4 本書の視角 第2章 大統領・連邦議会・首相ーー準大統領制の制度的基盤 1 ソ連時代の遺産と準大統領制の成立 2 エリツィン時代の対立からプーチン時代の支配の確立へ 3 大統領の任期とプーチンの後継者問題 第3章 政党と選挙ーー政党制の支配と選挙操作 1 エリツィン体制下の支配政党の不在 2 統一ロシアと政党制の支配 3 バラエティ豊かな選挙操作 第4章 中央地方関係ーー広大な多民族国家の統治 1 強力な地方エリートと非対称な連邦制 2 プーチンの登場と垂直的権力の強化 3 2010年代の展開と地方への押し付け 第5章 法執行機関ーー独裁を可能にする力の源泉 1 プーチン体制を支えるシロヴィキたち 2 権威主義的な法律主義 3 市民の生活と法執行機関 第6章 政治と経済ーー資源依存の経済と国家 1 オリガルヒの誕生と政治への介入 2 集権的ネットワークの確立 3 ロシアの市民と経済 第7章 市民社会とメディアーー市民を体制に取り込む技術 1 ロシア市民の政治観 2 市民社会の抑圧と抱き込み 3 メディアの支配とプロパガンダ 終 章 プーチン権威主義体制を内側から見る あとがき 主要参考文献
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