
〈嘘〉の政治史
生真面目な社会の不真面目な政治
中公選書
五百旗頭 薫
2020年3月9日
中央公論新社
1,650円(税込)
人文・思想・社会
政治に〈嘘〉がつきものなのはなぜか。 絶対の権力というものがあるとすれば、嘘はいらない。 それなりの反対勢力があるからこそ、それを迂回するために嘘が必要となり、反対する側も嘘を武器にするのだ。 もちろん嘘には害があり、特に危険な嘘もある。 世界中に嘘が横行する今、近現代の日本の経験は、嘘を減らし、嘘を生き延びるための教訓となるはずだ。 複数政党政治が成立する条件と地域社会の未来像も、そこから見えてくる。
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