神になった日本人

私たちの心の奥に潜むもの

中公新書ラクレ 687

小松 和彦

2020年5月8日

中央公論新社

990円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

古来、日本人は実在した人物を、死後、神として祀り上げることがあった。空海、安倍晴明、平将門、崇徳院、後醍醐天皇、徳川家康、西郷隆盛、そして名もなき庶民たちー。もちろん、誰でも神になれるわけではない。そこには、特別な「理由」が、また残された人びとが伝える「物語」が必要となる。死後の怨霊が祟るかもしれない、生前の偉業を後世に伝えたいー。11人の「神になった日本人」に託された思いを探りながら、日本人の奥底に流れる精神を掴みだすとしよう。

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