潤一郎ラビリンス(15)

中公文庫

谷崎潤一郎 / 千葉俊二

1999年7月18日

中央公論新社

921円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

活動写真という夢の実現に奔走する吉之助は、俳優にしたてた混血の美少女グランドレンの肉体に翻弄され、映画こそが唯一の芸術であった筈が…。谷崎自らの映画制作体験を反映する「肉塊」、本牧の住まい、山手の家、忘れ得ぬ人々など追憶を創作の形にと、横浜時代の暮しぶりを回想した「港の人々」の二篇を収める。

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