将神の火焔陣(天長篇)

長安異神伝

中公文庫

井上祐美子

2002年1月31日

中央公論新社

712円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

太宗李世民の御代、繁栄を極める都・長安の上空に、唐王朝の滅亡を示す不吉な星があらわれた。天文学者から異変を告げられた重臣は帰路、左道を操る一団につけ狙われる。重臣の危機を救った青年は、首領格の男が人ならぬ力を備えているのに気づいた。この青年こそは顕聖二郎神君。神神を治する玉皇大帝の甥でありながら、人間界を愛し地上に降りた半神半人の英雄だった。王朝転覆の陰謀に邪神の存在を感じとった二郎はー。

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