
剣闘士スパルタクス
中公文庫
佐藤賢一
2007年5月31日
中央公論新社
880円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
「スパルタクス、おまえにも先頭をきってもらいたい」仲間の求めに応じスパルタクスは起った。寄せ集めの集団は、やがて奴隷解放の旗印を掲げる反乱軍としてイタリア本土を席巻する。だが、世界最強を誇るローマ軍の反撃が始まらんとしていたー!ローマ帝国に叛いた男を描く歴史大活劇。
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(無題)
ローマ市民が「ローマの敵」と言われた時、第一に思い浮かぶ名はハンニバルである。次ぎににっくき敵は、スパルタクスであろうか。そこにあるのは剣闘士スパルタクスではなく、反乱軍の指導者である。 共和制ローマは、イタリア半島統一やその後のカルタゴとのポエニ戦争を通じて領土を拡大していった。属州と呼ばれるイタリア以外の領土は総督、騎士身分などの徴税請負人が、戦争によって得た奴隷を利用してオリーブ・ぶどうなどの商品作物を生産する農場経営が広がった。一方で、度重なる対外戦争によって農地が荒廃した結果、無産市民が発生しローマへ流入した。やがて無産市民が有力者の手によって私兵化していくのだった。無産市民からの支持を受けるためにも「パンとサーカス」は重要な意味を持ったのだった。権力者による食料と娯楽の提供は、権力闘争を有利に進めるための強力な武器だったのだ。こうしてローマ市民は労働から解放されたのだった。仮に働いても午前中で、午後からの時間を費やす大浴場や円形闘技場が建設されたのだった。 しかし、労働から解放されたのはあくまでローマ市民権を有する市民に限られ、生産活動、家事労働や教育、医療などは過酷な奴隷労働に委ねられた。本作は、そんな時代背景の中、奴隷身分の剣闘士・スパルタクスが起こした反乱をテーマにした歴史小説である。 スパルタクスはおそらくもっとも有名な奴隷だろう。78人の剣闘士とともにカプアの剣闘士養成所を脱走し、数万人にも上る奴隷蜂起を指導したのだから。彼らは2年にわたりローマ軍を相手に善戦した。しかし最後はクラッススによって鎮圧され、スパルタクスも殺された。彼に付き従った6,000人もの奴隷たちは道沿いに磔にされたという。だが彼の名と偉業はその後もローマ人の記憶の中に刻まれた。
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