命の版木

中公文庫

植松三十里

2011年3月23日

中央公論新社

691円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

仙台で無禄厄介の林子平は、江戸・蝦夷・長崎を訪れ見聞を広め、海防の必要性を著すが、老中・松平定信から本・版木の回収を命じられる。子平は、版木の彫師お槇と二人で『海国兵談』の完成を目指すが、幕府の監視は日に日に強まり、二人は命をかけて版木を彫ることになる…。第15回中山義秀文学賞受賞作『彫残二人』改題。

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