わたしの献立日記
中公文庫
沢村貞子
2012年9月30日
中央公論新社
754円(税込)
美容・暮らし・健康・料理 / 文庫
さあ今日も、ささやかなおそうざいを一生懸命こしらえましょうー女優業がどんなに忙しいときも台所に立ちつづけた著者が、日々の食卓の参考にとつけはじめた献立日記。その行間からは一本芯の通った生活ぶりがうかんでくる。工夫と知恵、こだわりにあふれた料理用虎の巻。
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(無題)
献立日記と少しのエッセイから構成されていて、なんだかんだ20年以上愛読している。 今日も久々読んでみた。パラ読みである。 献立に困った時に助けられることが多い。 関西風では全くないがこの昭和感がたまらなく良い。 たとえば昭和41年の10月20日(今日である)は 鯛油焼き(ムニエル) ほうれん草胡麻和え 納豆 しじみの味噌汁 と実にシンプルである。 凝った調味料もお洒落なパスタも登場しない。日常、子供に合わせているので沢村さんの献立の時は大抵文句を言われるが、アイデアに煮詰まった時などはこんなシンプルなのでいいんだとほっとさせてもらえる。 ちなみにわたしなら鯛は塩焼きで食べたいが、ムニエルにしてしまうところなどハイカラである。
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