サムエルソン

「経済学」と新古典派総合

中公文庫

根井 雅弘

2018年2月23日

中央公論新社

880円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 文庫

20世紀経済学で「最も影響力のあった5人」の1人に挙げられるポール・A・サムエルソン。「経済学の考え方」を初歩から丁寧に示したその名著にして、現代経済学の潮流を見事にとらえたロングセラーを起点に、本書は、この巨星の人と思想を縦横に説いていく。彼の経済学への志とともに、残された遺産にも筆を及ばせた、サムエルソン理解のまさに好著といえよう。『「折衷」とか「妥協」の産物と批判されながら、新古典派総合に長いあいだ固執したのは、彼流の「現実感覚」あるいは「プラグマティズム」が根底にあったように思われる。(中略)経済学が「経世済民」として国民の福祉と密接にかかわる以上、ときに精密さを犠牲にしても現実に近づくべきだと考えたのがサムエルソンであった。』(本書「文庫化にあたって」より) コラムも充実。巻末に人物解説と年譜を付す。

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