サド侯爵の生涯

新版

中公文庫 し9-12

澁澤 龍彦

2020年8月21日

中央公論新社

1,540円(税込)

文庫

『悪徳の栄え』の著者、サディズムの祖として知られるマルキ・ド・サド。 この公序良俗に対決しつづけた18世紀フランスの貴族の生涯を、誕生から性的醜聞、幽囚生活、孤独な晩年まで描ききる。 無理解と偏見に満ちた従来のイメージを覆し、サドの実像を捉えた、著者渾身の作にして、三島由紀夫『サド侯爵夫人』の典拠となった画期的評伝。 〈解説〉出口裕弘 〈巻末付録〉三島由紀夫 『サド侯爵の生涯』評/『サド侯爵夫人』跋 【目次より】 第一章 誕生より結婚まで(一七四〇-一七六三年) 第二章 リベルタンの出発(一七六三ー一七六七年) 第三章 アルクイユ事件の周辺(一七六八ー一七七二年) 第四章 マルセイユ事件の周辺(一七七二ー一七七三年) 第五章 ラ・コストの城にて(一七七三ー一七七八年) 第六章 ヴァンセンヌの鐘楽(一七七八ー一七八四年) 第七章 自由の塔(一七八四ー一七八九年) 第八章 革命とともに(一七八九ー一七九二年) 第九章 恐怖時代に生きる(一七九二ー一八〇〇年) 第十章 精神病院の晩年 (一八〇一ー一八一三年) 第十一章 死 (一八一四年) 補遺(1) 死後の評価 補遺(2) その生涯の最後の恋 補遺(3) ジャンヌ・テスタル事件

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