青空と逃げる

中公文庫 つ33-1

辻村 深月

2021年7月21日

中央公論新社

880円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

深夜、夫が交通事故に遭った。病院に駆けつけた早苗と息子の力は、そこで彼が誰の運転する車に乗っていたかを知らされる……。夫は何も語らぬまま、知らぬ間に退院し失踪。残された早苗と力に悪意と追及が押し寄せ、追い詰められた二人は東京を飛び出した。高知、兵庫、大分、仙台ーー。壊れてしまった家族がたどりつく場所は。<解説>早見和真

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(46

starstarstar
star
3.85

読みたい

79

未読

59

読書中

12

既読

312

未指定

329

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (3)

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar
star
3.6 2023年04月17日

四万十の夏休み。母子の楽しい日々が逃亡生活に。追手が来たため、家島へ。部活をさぼっていた女子と仲良くなった息子、力。東京へ戻る日、戻りたくなくて、別府へ。温泉街は暖かく仕事も見つかったけど、追手に怯えて夫を探して仙台へ。人を頼ることを覚えつつ、始めた写真館の仕事。夫と会うために北海道、網走へ。青い空はいつもいっしょ。少しずつ明らかになる真実がさらにドキドキ感を盛り上げる作品。ハッピーエンド。

全部を表示

ドクショ

(無題)

starstarstar 3.0 2022年09月23日

 母と息子とが逃げ続ける物語であり、いく先々での人々との交流や文化、景色が楽しい。ただ、最後まで読んでも、こうまでして二人が逃げ続けなければならない理由は理解できなかった(作中に説明はあるし、その説明はわかるけど、納得できない感じ)。  作者のインタビューを読んで、「島と僕らは」を読み返そうと思った。

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar
star
3.6 2022年06月09日

四万十の夏休み。母子の楽しい日々が逃亡生活に。追手が来たため、家島へ。部活をさぼっていた女子と仲良くなった息子、力。東京へ戻る日、戻りたくなくて、別府へ。温泉街は暖かく仕事も見つかったけど、追手に怯えて夫を探して仙台へ。人を頼ることを覚えつつ、始めた写真館の仕事。夫と会うために北海道、網走へ。青い空はいつもいっしょ。少しずつ明らかになる真実がさらにドキドキ感を盛り上げる作品。ハッピーエンド。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください