
青空と逃げる
中公文庫 つ33-1
辻村 深月
2021年7月21日
中央公論新社
880円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
深夜、夫が交通事故に遭った。病院に駆けつけた早苗と息子の力は、そこで彼が誰の運転する車に乗っていたかを知らされる……。夫は何も語らぬまま、知らぬ間に退院し失踪。残された早苗と力に悪意と追及が押し寄せ、追い詰められた二人は東京を飛び出した。高知、兵庫、大分、仙台ーー。壊れてしまった家族がたどりつく場所は。<解説>早見和真
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(無題)
四万十の夏休み。母子の楽しい日々が逃亡生活に。追手が来たため、家島へ。部活をさぼっていた女子と仲良くなった息子、力。東京へ戻る日、戻りたくなくて、別府へ。温泉街は暖かく仕事も見つかったけど、追手に怯えて夫を探して仙台へ。人を頼ることを覚えつつ、始めた写真館の仕事。夫と会うために北海道、網走へ。青い空はいつもいっしょ。少しずつ明らかになる真実がさらにドキドキ感を盛り上げる作品。ハッピーエンド。
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