52ヘルツのクジラたち

中公文庫 ま55-1

町田そのこ

2023年5月25日

中央公論新社

814円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

2021年本屋大賞第1位。待望の文庫化。 52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一匹だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。そ のためこの世で一番孤独だと言われている。 自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれるーー。 〈解説〉内田剛

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みんなのレビュー (6)

Readeeユーザー

社会問題の表面に触れるも

starstarstarstar 4.0 2024年03月16日

育つ環境に衝撃も結末に感動

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ノブ

ここまでする?

starstarstarstar 4.0 2024年01月21日

ヤングケアラー、虐待、田舎での孤立。 嫌なら逃げればいいと思うけど、異常だと思えること自体が自身が恵まれてるのかな?と思えもする。

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すぎ

重い話だけど、ほっこりした

starstarstarstar 4.0 2023年09月21日

虐待など、物語を通して重い話だけど、貴湖と52を中心にそれを助ける人々の暖かさを感じてすごくほっこりなりました。 何よりアンさんの存在に涙。。 アンさんの気持ちを思うと胸が苦しくなり、思わず泣いてしまいました。。 誰かに薦めたくなる1冊です。

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Readeeユーザー

胸が苦しい

starstarstarstarstar 5.0 2023年08月08日

こんな状況があるのだろうか。こんな虐待が許されて放置されて良いのだろうか? でも、周囲の人々に理解されて、包み込まれて行く様子は気持ちが良かった。

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Readeeユーザー

実話かと思うくらい

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4.3 2023年07月19日

平凡な日々を送る私からみたら、なんとめちゃめちゃな主人公たちの境遇。 でも作りものめいてなくて、わざとらしくもなくて。

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歌菜

孤独の声を聴く

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4.4 2023年05月29日

52ヘルツの声を聴いてもらい、助けられた主人公がまた52ヘルツの声を聴いて手を差し伸べる。虐待、トランスジェンダーといったヘビーなテーマがありつつも、優しい気持ちになれる話だった。2頭の孤独なクジラたちの周りに優しく、強い人たちがいてくれてよかった。

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