思想史の中の日本と中国 第II部

歴史と人間

孫 歌 / 鈴木 将久

2021年1月5日

東京大学出版会

2,750円(税込)

人文・思想・社会

何を論じれば中国思想を論じたことになるのか.それは日本人にとって他者なのか,自らをも顧みることなのか.現代中国の俊英が溝口雄三の方法(第一部)や昭和史論争を読み解く,日中比較思想史の新展開.日中の彼此から歴史における客観性,政治,記憶のアクチュアリティをめぐる思索へと読者を誘う. 論争の時代ーー日本の読者へ 上編 現代史叙述と「国民の体験」     一 昭和史論争の縁起     二 昭和史論争の基本的な対立構造     三 戦争責任と国民生活の体験     四 政治闘争の手段としての「科学性」と「客観性」     五 偽の命題を除去するーー歴史と文学の関係の先入観を超えて     六 相補的な対立関係ーー『昭和精神史』の登場 下編 現代史叙述の認識の枠組み     一 日本歴史学の倫理の構築     二 全体的な判断と人格の分析ーースターリン批判から生み出された思考     三 唯物史観の再「発見」     四 偶然と必然、一般と特殊     五 学術史と思想史の中の昭和史論争

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

1

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください