危機の時代の哲学

想像力のディスクール

中島 隆博

2021年8月25日

東京大学出版会

6,820円(税込)

人文・思想・社会

世界はいま危機に直面している.その危機に直面したときに試されているのが,我々の想像力であり,イメージの力なのである.その想像力を鍛えるのに最も重要なのは,批判(クリティーク)なのだ.いま最もアクチュアルに活動している哲学者・中島隆博が紡ぐ,危機の時代の哲学の実践へ. はじめに 第I部 近現代における哲学の批判 第1章 主権のパルタージュ(I)原子力と主権 第2章 主権のパルタージュ(II)民主主義と立憲主義 第3章 沖縄の語り方ーー大田昌秀と伊波普猷 第4章 記憶と正統ーー丸山眞男における法・暴力・歴史 第5章 不服従の遺産ーー1960年代の竹内好 第II部 近代日本における哲学の批判 第6章 関係概念としての東アジア,周辺としての東アジアーー廣松渉と三木清 第7章 言葉の言葉ーー三木清の普遍性と宗教性 第8章 批判と道徳ーークロード・レヴィ=ストロースと梅本克己 第III部 中国における歴史の批判 第9章 中国の歴史意識ーー歴史叙述と正しさ 第10章 統への欲望を断ち切るためにーー中国史学史 第11章 司馬遷『史記』の想像力ーー鳥,龍,星の友情 第IV部 東アジアにおける表象の批判 第12章 美学にとって「中国」とは何かーー朱光潜の中国的モダニズム 第13章 線とオリエントーーヴァーチャル・リアリティーのもう一つの語り方 第14章 舌のない人間の様にーー撫順炭鉱での沈黙 あとがき Philosophy in Crisis: The Discourse of Imagination Takahiro NAKAJIMA

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