
乳児期における社会的学習
誰からどのように学ぶのか
奥村 優子
2020年2月26日
東京大学出版会
4,950円(税込)
人文・思想・社会
情報源としてのヒトの特異性(誰から),視線や言語などのコミュニカティブな手がかりが与える影響(どのように)という観点で,他者からの学習のメカニズムの発達に迫る.ロボットや方言を用いたユニークな研究で,新たな学習科学を展望する意欲作. 第1章 乳児期における社会的学習研究の動向 1-1 乳児における知識獲得 1-2 乳児期における社会的学習 1-3 ナチュラル・ペダゴジー理論 1-4 エージェント(行為者)の役割 1-5 明示シグナルの役割 1-6 まとめ 第1部 誰から学習するかーー情報源としてのエージェント 第2章 ヒトからの学習は特別か(研究1) 2-1 情報源としてのエージェント 2-2 ヒトとロボットの視線が学習に及ぼす影響(実験1) 2-3 ロボットはエージェントとして有効か(実験2) 2-4 注意の増加と学習との関係(実験3) 2-5 まとめ 第3章 ヒトとロボットの視線からの影響力の差異(研究2) 3-1 乳児における視線の参照的性質の理解 3-2 ヒトとロボットの視線追従にもとづく物体予測の発達(実験4) 3-3 まとめ 第4章 ロボットからの学習は可能か(研究3) 4-1 コミュニカティブな明示シグナルの重要性 4-2 ロボットに音声手がかりを付与した効果(実験5) 4-3 ロボットに非言語的音刺激を付与した場合との比較(実験6) 4-4 まとめ 第II部 どのように学習するかーー視線と言語という明示シグナル 第5章 物体学習場面でのアイコンタクトの効果(研究4) 5-1 学習場面における明示シグナル 5-2 乳児期における物体情報処理 5-3 アイコンタクトが物体処理に与える効果(実験7) 5-4 まとめ 第6章 視線追従・物体認識と語彙獲得の関連(研究5) 6-1 視線追従後の物体認識への着目 6-2 視線追従と言語発達の縦断研究(実験8) 6-3 注意のみで物体認識が高められるか(実験9) 6-4 まとめ 第7章 前言語期における方言話者への社会的選好(研究6) 7-1 内集団メンバーの指標としての言語 7-2 内集団メンバーの指標としてのアクセント 7-3 方言話者に対する社会的選好の発達(実験10) 7-4 まとめ 終 章 乳児期における社会的学習の成立要因 終ー1 本書をふりかえって 終ー2 エージェントの観点から 終ー3 明示シグナルの観点から 終ー4 明示シグナルと注意シグナル 終ー5 エージェントと明示シグナルの相互作用の観点から 終ー6 ナチュラル・ペダゴジー理論への反駁に対して 終ー7 ナチュラル・ペダゴジー理論のさらなる解明に向けて 終ー8 乳児期の社会的学習はどのようにして成立していくのか 終ー9 新しい学習科学への展望 終ー10 結語 Social Learning in Infancy: How and from Whom Babies Learn Yuko OKUMURA
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