戦前期日本の総合商社

三井物産と三菱商事の組織とネットワーク

岡崎 哲二 / 大石 直樹

2023年3月1日

東京大学出版会

9,680円(税込)

ビジネス・経済・就職

総合商社という複雑かつリスクの高いビジネスを、安定的かつ効率的に遂行することを可能としたのは、いかなる組織デザインによってであったのか。組織の編成原理及び経営上の諸特徴に注目しながら、どのような仕組みによって巨大なグローバルネットワークとしての総合商社が運営されていたのかを明らかにする。 序章 本書の課題と分析視角(大石直樹) 第I部 総合商社の組織デザイン 第1章 組織デザインと企業成長ーー戦前日本の総合商社における三井と三菱(岡崎哲二) 第2章 独立採算制単位と組織間・職員間の競争ーー三井物産の場合(鈴木邦夫) 第3章 商品本部制による集権的組織の形成ーー三菱商事の場合(大石直樹) 第4章 組織内の人的資源配分ーー人事異動を中心に(大石直樹・大島久幸) 第II部 取引ネットワークと商品取引 第5章 店舗ネットワークの構造と機能I--1922〜28年度(岡崎哲二) 第6章 店舗ネットワークの構造と機能II--1928〜36年度(岡崎哲二) 第7章 取引ネットワークとハブ組織の形成ーー大豆取引の事例(谷ヶ城秀吉) 第8章 北米市場開拓をめぐる本支店関係ーー鮭鱒缶詰取引の事例(加藤健太) 第9章 本支店間の調整・連携・協調ーー工作機械取引の事例(岡部桂史) 第10章 商品取引とコーディネーションーー屑鉄取引の事例(大石直樹) 終章 総括と展望(大石直樹)

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