2030 未来への分岐点 2

テクノロジーは神か悪魔か

NHKスペシャル取材班

2021年11月27日

NHK出版

1,540円(税込)

人文・思想・社会

世界の賢者が語る、〈科学の臨界点〉 アーティスト・スプツニ子!氏参加! ゲノム編集、AI兵器……テクノロジーの暴走は止められるのか?  「クリスパー・キャス9」の開発によって、飛躍的な進化を遂げたゲノム編集。2030年には、遺伝子の解析コストは限りなくゼロに近づくと予測される。生命操作という“神の領域”に誰もが容易にアクセスし、技術が無制限に拡散される未来が迫っているーー。 19世紀の「ダイナマイト」、20世紀の「核兵器」を凌駕する軍事革命をもたらすと言われ、すでに戦場のルールを変えつつあるAI兵器。大国が運用を本格的に開始する2030年、果たして何が起きるのかーー。 本シリーズでは、私たちが直面する抜き差しならない事態の最前線を徹底取材。そして、2030年を分岐点とし、“その先にある未来”を世界の賢者たちへのインタビューを通じて探る。 ◇大きな注目を集めた、NHKスペシャル・シリーズ「2030 未来への分岐点」〈Season 2〉2回の放送内容を1冊に収載! ・「“神の領域”への挑戦 ゲノムテクノロジーの光と影」(2021年6月6日放送) ・「AI戦争 果てなき恐怖」(2021年7月11日放送) ◇国連を舞台に世界平和実現に向けた枠組みづくりに挑む中満泉・国連事務次長をはじめとして、世界トップクラスの科学者、元米軍高官と、ここでしか読めない貴重なロングインタビュー6本を収載! インタビュアーを務めるのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボでの勤務経験があり、科学と芸術、二つの領域を横断しながら活動を続けるスプツニ子!氏。巻末には特別寄稿も! ◇各テーマは、まず番組ディレクター執筆のレポート「いま何が起きているのか」により、問題の核心を徹底解説。インタビューに続く「未来への展望」では、世界各地で起きている変革の波を取り上げ、“解決策”として提示! 【インタビューラインナップ】 第1部 ゲノムテクノロジーの光と影 インタビュー1:島薗 進(宗教学者)--倫理を置き去りにして、テクノロジーを進めるべきではない インタビュー2:ジョージ・チャーチ(遺伝学者)--テクノロジーを無条件に拒否するなら、未来はない インタビュー3:エルヴェ・シュネイヴェス(ユネスコ国際生命倫理委員会議長)--ゲノム編集はいまだ不確実であり、私たちはいまだ無知である 第2部 AI戦争 果てなき恐怖 インタビュー1:ウィル・ローパー(米空軍元高官・AI戦略担当)--アメリカA I 軍事戦略のすべて インタビュー2:ニック・ボストロム(哲学者)--AIへの技術的移行はいかになされるべきか インタビュー3:中満 泉(国連事務次長)--「新しい戦争」の現実と国連の理念 特別寄稿:スプツニ子!-- 多様性が私たちの未来をつくる

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Joe

神にも悪魔にもなる

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3.8 2022年02月20日

テクノロジーは神にも悪魔にもなる。当たり前のことだ。テクノロジーが後戻りすることはまずないだろう。それは、地球が焼け野原になった後のことだ。 我々人間がどのように考えていくかが大事であり、政治家や科学者の倫理観が問われている。 そんな政治家を選ぶ我々も1人ひとりが考えていかなければならないのは当然だが。

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