
幕末単身赴任下級武士の食日記
生活人新書
青木直己
2005年12月31日
NHK出版
770円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
時は幕末、万延元(1860)年。紀州和歌山藩の勤番侍・酒井伴四郎が、江戸での単身赴任中に書き記した詳細な日記帳を元に、江戸のグルメを紙上再現!安価ないわしや豆腐で節約しつつも、宴会ではかつお相手に腕をふるい、中秋の名月には月見団子を手作りする。時に王子権現の料亭に贅沢し、浅草で寿司、麹町で牡丹餅に舌鼓。
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toruo
(無題)
江戸末期の和歌山藩士が残した日記を読み解いたもの。 将軍を排出している親藩といえど25石というからかなり下級の武士。仕事は衣紋方といって藩主の衣服を管理するお仕事。直接藩主に目通りも敵わないので藩主の世話をする小姓に着付けなどを指導する係。普通なら歴史に名を残すことのないだろう彼だが江戸の藩邸に単身赴任していた際に克明な日記をつけていたことからその世界では有名な存在のようで。 これを読むといかに我々が時代劇などで歴史観を歪められているか分かる。下級武士なので基本的に当番を決めて自炊する~ここからしてイメージと違う~のだが内容もバラ寿司だったり魚の煮付けや焼物だったりけっこうバラエティに富んでいる。その上ちょこちょこ外食するのだが蕎麦とかにまじってかなりの頻度で豚肉や鳥肉を普通に食べてたりする。またほぼ毎食昼間っからでも酒を飲むのだ。 我らの先祖は質実剛健な生活など送っておらずかなり自由に暮らしていたことが分かる。初心者に分かりやすく解説された本だったので次はもう少し日記そのものの内容にも触れたような作品を読んでみたいと思った。
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