
平成論
「生きづらさ」の30年を考える
NHK出版新書
池上彰 / 上田紀行
2018年9月30日
NHK出版
858円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
二〇一九年四月三十日、「平成」の三十年間が終わりを告げる。「私たちは今どんな時代に生きていて、これからどんな時代を生き抜こうとしているのか」。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院の教授四人が、「宗教と社会」をキーワードに、激動の平成時代を総括する。
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上田紀行さんと中島岳志さんの章が面白い
平成の「生きづらさ」をテーマに、東京工業大学の論客が、それぞれの知見を踏まえて解説していく。 特に、上田紀行さんの今後の仏教のあるべき姿は面白かった。今までは誰かに説法する上からの関係だったが、今後は相手の話を聞くことで個々のあり方に対応した仏教を模索すべきだと。 確かに、ブッタは初転法輪から様々な言葉で弟子たちに教えを説いていった。だから、上田さんの指摘は仏教の本来のあるべき姿なんじゃないかって思う。 また、中島岳志さんの政治思想の解説は相変わらず秀逸。なぜ、安倍昭恵さんがスピリチュアルに傾倒しながら、ナショナリストの安倍晋三と森友学園を支援したのかが分からなかった。 しかし、スピリチュアリティーの土着性と古事記の類似点、そこからのナショナリズムへの回収はとても分かりやすく説得力がある。 特に後半にかけて読み応えのある本なので、後ろから読むのもオススメ。
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