
鎌倉殿と執権北条氏
義時はいかに朝廷を乗り越えたか
NHK出版新書 661 661
坂井 孝一
2021年9月10日
NHK出版
1,023円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」時代考証者による決定版! 伊豆の地方豪族だった北条氏は、いかに流人時代の頼朝と出会い、源平合戦、幕府草創期を経て、熾烈な権力闘争の末に承久の乱を制したのか。源氏、朝廷側からだけでは見えてこない幕府内の駆け引きや争いの一部始終、複雑極まりない人間関係を、常にその中心にいた時政・政子・義時を軸に生き生きと描きだす。鎌倉殿はなぜ北条氏を重用し続けたのか、宿老十三人による合議制の内実とは、実朝暗殺事件の犯人と狙いは、なぜ義時は将軍にならなかったのかーー。第一人者が通説を検証し、この時代をめぐる疑問の数々に答える決定版!
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三部作の締めくくり
著者が近年、上梓した三部作の締めくくりが本書。最初の伊東氏をめぐる叙述は論文のようでまどろっこしいが、後半になるにつれて、叙述に引き込まれてくる。八重姫の泰時母説の推論は興味深い。ただし、北條寺に伝わる義時の子が大蛇にのまれて失くなったのを弔うために建立されたという点にも言及があるとよかった。実朝の実像についての論はうなずけるところが多かった。前二作についても追い追い読んでいきたいと思う。なお、前二作とは、承久の乱(中公新書)、源氏将軍断絶(PHP新書)である。
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