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すけ
原著挑戦は何年後になるかな。
ドストエフスキーと並ぶ、難解ロシア文学の金字塔トルストイの代表作。授業で使う本に度々登場するため軽く内容だけでも抑えておきたいと、解説本を手に取った。 しかしこれがまぁ、難しい。 トルストイ本人も、「『戦争と平和』は、長編小説でも、叙事詩でも、歴史的記録でも、歴史理論でもない。」と語るように、作品全体としてのテーマが掴みづらい。個人的にも、全体を通して「生きる意味」を追求しているのかな、くらいしか感じ取れなかった。 登場人物500人越え、19世紀ロシア(特に貴族階級)の実情、度重なる対内外戦争、と私たち日本人には完全に理解するのは不可能に近いと、著者川端さんも語っている。 しかし、川端さんはまた、「『戦争と平和』は、それら要素を全てを呑み込んだ『怪物』である」とも表現している。 だからこそ、読み応えがあるし、きっと一語一語言葉を拾って理解していけば、得うるモノはさぞ大きいだろう。まぁ、だから読み継がれてきているのか。 とは言え、今「この本(解説)から何を得たか?」と言われると正直明確な答えは出せない。一回読んで腹落ちできる超大作ではないことは百も承知なので、何回も読み返し、いつか原著に挑戦した上で、その『何か』を掴む感覚を味わえたらいいなと、思う。
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