出口治明特別授業『西遊記』

読書の学校

教養・文化シリーズ 別冊NHK100分de名著

出口治明

2018年5月25日

NHK出版

880円(税込)

小説・エッセイ

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みっちー

西遊記の面白さだけでなく、古典の読み方も教えてくれる

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4.1 2019年03月03日

本の中で、一番間違いがないのは古典。 人間の脳は1万年以上進化していない。 つまり、喜怒哀楽も同じ。 したがって古典も楽しめる。 楽しめないのは時代の背景を知らないから。 アジアの古典の面白さを伝えるために西遊記を選択。 彼らは協力し合うことをあまりやらない。 それが面白い。 本には2種類しかない。 面白いか、面白くないか。 ためになるか、ならないかではない。 面白いから人生の糧にできる。 そもそも本を何冊か読んだくらいで仕事をでにるようにはならない。 西遊記は唐の時代。 中国には易姓革命という思想がある。 治世を気候や天変地異と関連づける考え方。 つまり、世の中は天が決めているという考え。 易姓とは姓が易わるということ。 北魏の時代は遊牧民が強かったが、易姓革命は遊牧民には合わない。 そこで、仏教に答えを求めた。 玄奘(三蔵)は仏教を解明するため、インドに行くべきだと考えた。 玄奘の旅が成功したのはたまたま安定していた時代だったから。 中国には、建前としての生き方を説く儒家・インテリ知識人の道家の他、庶民の浄土教・インテリ層の禅宗のように二重構造がある。 建前が嫌いな人の受け皿も持つ。 健康のためにいいのは美味しいものを食べてぐっすり眠ること。 なぜを3回繰り返せば、正解にたどり着ける。 なぜ猿か? 答えはインドにある。 なぜ豚か? 答えは中国の文化にある。 なぜ水怪か? 答えは中国の地理にある。 カッパというのは日本独自の考え。 唐のリーダーは太宗。 貞観政要。 人が賢くなる方法は3つ。 人、本、旅。 旅とは現場に行くこと。 読書に教訓を求めない。 読書が出世の役に立つというような考え方は間違い。 読んで面白いと思ったら自分の中に何かが残る。 バカバカしくてもいい。 自分が面白いと思う本を読むのが一番。 しかし、古典は違う。 わからないのは時代背景を知らないから。 たくさん勉強をして、いろんなことを知って、 いろんなことができるようになれば人生をたくさん楽しめる。 人生の選択肢が増えるから。 選択肢が多い方が人生は楽しくなる。 学ぶことは勉強に限らない。 好きなことをとことん極めれば生きるための選択肢が多くなる。 知識は力なり。 何事でも学ぶことは人生を豊かにする。

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