恐怖の日常

ハヤカワ文庫

村田基

1989年2月1日

早川書房

555円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

ひどくむしゃくしゃする。不輸快な感情が体の中を駆けめぐる。全身に毒素が回り、内臓が焼けただれていくようだ。吐き気がする。もうがまんできない。ぼくはどうなっていくのだろう。これもみんな黒い雲のせいだ。-さりげない日常や家族の団欒の裏側に潜む、真の恐怖を描いた表題作など、不安な現代を生きる病める精神たちの相貌が、ホラー小説の姿をとって描かれる。すでにして、戻るべき場所はない。家庭という名の楽園は失われ、関係性の渦の中で悲痛な叫びを圧し殺すだけ…。そんな新しき世代による、新しき時代のための本格恐怖小説集。

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