創星記(下)

ハヤカワ文庫

川又千秋

1989年3月1日

早川書房

426円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

火星の遺跡群。金星の女人像。人類の前に出現した謎の数々。それはら火星、地球、金星をめぐる神話の痕跡だった。戦乱に疲弊し、滅び去った火星。生きながらに腐り始め、死に瀕する地球。そして無垢のまま手つかずに残された金星。その金星に新たな世界を創造すべき時が来たのだ。ルー・風の前に世界創生の真相が明かされ、彼は神話世界の中へと入りこむ。そして運命に導かれるままに、新たな金星の神話をつくるべく、神々と行動をともにするのだった…。火星、地球の時はいまや過去のものとなった。金星の輝かしき神話の時が、いま始まる!

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